症状別施術例
【主訴の状況】
半年前から右肩が徐々に上がりにくくなり、このままほっとけば治るだろうと思っていたが、2週間程経ったころからほとんど挙上する事ができなくなり近くの整形外科へ診察に行った。
「五十肩」という診断が下され、肩に注射を8回したがまったく治る気配がなく、夜も疼いて寝れなくなってしまった。
友人に当院を紹介されたが鍼が怖く、なかなかこれなかったが「痛くないから騙されたと思って行ってみて」と言われ勇気を出して来院された。
【治療経過】
五十肩にもいろいろなタイプがあるが、この方は肩甲骨周りの筋肉が硬化して動作時に肩の後ろが痛むタイプです。
この場合、体のバランスをとる為、ひざの内側や内の後ろ側の経穴で最も反応のきつい箇所に鍼を打ちました。
肩周辺にはほとんど鍼をしていませんが経過は良好でほぼ1ヶ月ほどで治療を終了。
【感想】
初診時は鍼をかなり怖がっていましたがバランスをとるため数本しか刺さないということを説明すると安心されていました。本人はハリネズミのようにブスブス刺されると思っていたようです。
気の動きやすい方で順調に回復され本当に良かったです。五十肩は治るのに1年も2年もかかるという人がおられますがそんな事はありません。
適切な治療をすればそんなに長くかかることはありません。