症状別施術例
【現在の環境および主訴の状況】
3年前に自営業から損保会社に転職した。クレーム処理の業務で非常にストレスが溜まる毎日。
一日10時間はパソコンをしている状況で、家にいてるときでも常に開いている状態で気が休まらない。
23年の冬から肛門が痛くなりだし病院で診察を受けるとイボ痔が見つかった。
その時は痔の治療を受けいったんは肛門の痛みは治まった。しかし、それからまもなく痔のときよりも激しい痛みが肛門を襲うようになり、夕方になると痛みでいすに座れない日も出てきた。
そんな痛みなので夜も1~2時間ごとに目が覚め、熟睡した感じが無くいつも頭がボーっとしている。
もう一度病院に受診し診察してもらうと肛門直腸痛という診断が下り、「治療法はないのでストレスを解消して安静にしておいて下さい」と言われた。
約1年間、痛みがひどくなったり緩解したりを繰り返しながら当院の患者様から紹介され来院された。
【治療の経過】
- 初 診:
- イライラが溜まり肝気が上逆したために起こった症状。我慢も重なっているため気を降ろすだけでなく解欝も必要。鍼が初めてということもあり、初診時は10分の置鍼で様子を見ることにした。
- 2診目:
- 2日間は痛みがかなり減って楽になったが、また徐々に戻ってしまったとのこと。置鍼時間を15分にのばした。
- 3診目:
- 前回同様2日間はかなり楽になった。今回はその後の痛みが半分ぐらいに減った。
鍼を太いものに変え置鍼時間を20分にのばした。
- 4診目:
- 治療の量を変えたのが功を奏し、1週間ほとんど痛み無く過ごせた。
ペインスケールは初診時が10だとすると最大でも2~3ぐらいまでで収まっている。
- 5診目:
- 正月休みを挟んだため2週間ほど治療期間があいてしまったが、痛みが増すことなく過ごせたとのこと。
置鍼時間を25分にのばす。
- 現 在:
- 仕事を1週間こなしても痛み無く過ごせており、夜も痛みで目が覚めることは無くなっている。
養生のため現在も治療期間をあけながら来院されています。