症状別施術例
椎間板ヘルニアとは、椎骨と椎骨の間にある髄核と呼ばれるゼリー状の部分が、外に飛び出し神経を圧迫して痺れや激痛を伴う症状です。
K様は20代の頃、ゴルフ留学をしてプロを目指していることもあったそうですがヘルニアが原因で諦めたそうです。
いろいろな病院にいき治療を試みましたが寛解せず、5年前に手術をして数年は調子よく過ごせていたのですが徐々に悪化しだし、初診時に診せていただいた時は右臀部から足先までの痺れがひどく、歩くだけでも痛みが伴うぐらいでした。もちろんゴルフはできず、復帰することは半ば諦めていたそうですが、当院での治療後の経過が良好なので紹介したいと思います。
【問診】
・主訴は右臀部から足先までの痺れでひどい時は歩くだけでも激痛が走る。
・昔から肉食傾向
・仕事でかなりストレスを溜めている。
・昼夜問わずコーヒーを多飲(多いときは10杯ぐらい)
・便秘と下痢を繰り返す。
・4年前に手術で大腸ポリープを切除
【治療の経過】
- 初診~5診:
- 肉食で内熱をため、コーヒーの多飲とストレスで気が上逆したために上実下虚の状態が長く続いた。それに肉食中心だったので便秘により体の左右差が生じヘルニア症状になったと考えられる。
5診目までは内熱を取り除き、右の仙腸関節の硬さをとることに終始する。
- 6~11診:
- 5診終了時で普段の生活には支障がなくなって、内熱を取ったことでストレスをあまり感じなくなったとのこと。ゴルフの打ちっぱなし練習ではほとんど痛みを感じずに100球ぐらいは打てた。
照海穴や志室穴を使い、下半身に気血がめぐる治療を中心に行う。
☆11診後にゴルフのラウンドに行ってもらったところ、打つことに関してはまったく問題なく、最後の4ホールぐらい歩行時に足が重くなった程度まで回復した。その後も治療を重ね、今ではラウンド中、直後とも痛みは無くなっています。