症状別施術例
【主訴及び状況】
1年ぐらい前から細かい動作(物を取ろうとしたときや針仕事をするときなど)をしようとすると、肘から先が固まったようになり震えてくる。
ひどい時は指が固まり曲げにくいときがある。
姑と夫と話をすると、とたんに顔や口の中が熱くなりだんだんこわばってしゃべりにくくなる。
姑と考え方が合わずストレスを溜めているのを夫にわかってもらおうとするが、逆に姑の肩を持ち言い返されてしまう。
自分の時間を過ごしているときや外出しているときは震え・こわばりも無く快調である。
病院でリュウマチの検査をして、その可能性があるといわれ薬を処方され飲んでいるが、症状は一向に変わらない。
【治療】
ストレスが溜まりすぎたため肝気が上逆して起こった症状です。肝気が昂ぶりすぎたために胃の不調も加わり、口の症状も同時に起こっています。
肝の昂ぶりを抑えるツボの中で、その日最も反応の強いところを選穴し治療していきました。
初診のとき、刺鍼してすぐに「口の中の熱いのが消えていってます!」との声。
治療後も、絡まってた体がほどけたようですと自分なりの表現で楽になったことを伝えてくださいました。
治療をするたび手の震えや顔のこわばりがとれていき、今では姑さんと話をするときに少しのぼせる感じが出る程度で普段の生活では症状が出ることは無くなりました。