症状別施術例
【主訴及び状況】
仕事中いきなり呼吸が苦しくなり、それと同時に激しい動悸に襲われた。
休憩をもらってしばらくすると呼吸も落ち着きその時は元に戻った。しかし、その日の夜ベットに入ってもなかなか寝付けず30分ぐらいたったころまた昼間と同じ症状が現れた。
次の日から同様の症状が1日に数回起きるようになったため常に不安感がつきまとって何も手につかない。 徐々に症状が悪化し不安感と共に恐怖感が現れ始め夜ほとんど眠れなくなった。
パニック発作が起きるのが怖くて仕事に行くことができなくなり家でこもるようになってしまった。
【治療及び経過】
恋愛のもつれから2ヶ月以上悩んでいた。このことにより気が停滞していたのが一つの原因です。
もう一つは夏の暑い時期だったので仕事中でも家でもクーラーがずっとかかっている環境だったことで下半身が冷え鬱滞している気が上に突き上がったことです。
今回は徹底的に体の冷えを取り除き気が降りるように治療していきました。
そして体が温まることにより鬱滞していた気がゆるみ、考え方が柔軟になることによって悩みの方も解決できればと思っていました。
週2回の治療を1ヶ月した頃から明らかに状態がよくなり、毎日起きていた発作は出そうな気配はあるもののほぼ現れておらず夜がよく眠れるようになってきた。
パニック障害は眠れるようになると早く回復できるのでここまではうまくいっています。体は良くなってきたけどまだ生活のペースは戻さないでくださいと釘をさしながら進めていく。
2ヶ月たつと発作も動悸も落ち着き新たに仕事を探すことになった。
恋愛の方も彼氏と別れることにしてサッパリしたと今では笑って話してくれています。
K様はパニック障害にしてはかなり順調に回復されました。何故かというと、
・病院に行かなかったため薬を飲まなかった
・症状が現れてからすぐに来院された
・悩みはあったものの元来の性格は竹を割ったようなサッパリとした方
・内的要因(悩み)より外的要因(冷え)の方が強かったこと
が考えられます。
パニック障害の方がみなさん早期に改善される訳ではありませんが必ず治る症状です。
困ってらっしゃることがあればご相談ください。治療を受けるかどうかはそれから決められても構いませんので。