症状別施術例
【主訴及び状況】
夜中に突然泣き出しためお母さんがあやしてみるものの全く泣き止まない。
体が異常に熱いため熱を測ってみると40度もあったため救急で病院に連れていかれた。
特に何もないです、様子をみてくださいとすぐに帰されたが朝になっても熱が下がらなかったため両親が心配になり当院に来院された。
【治療及び経過】
熱が40度もあるのにあまり汗をかいていない。顔は赤さがかなりある。
体が熱を放散できずにいる症状です。
腹診をしてみるとかなり熱くなっており、特に上腹部と左天枢穴から下に停滞がみられる。
治療穴を見つけるため考えられる経穴を丁寧に観察していくと上巨虚穴に強い実の反応があった。これは完全に便秘が災いして熱が籠ってしまった症状なので瀉法をし通便させる方法をとった。
次の日も来院してもらうと昨日の治療後から便が何回も出て夜には熱が下がったとのこと。腹診するとまだ熱さが残っていたため打鍼で治療しました。
念のためもう一回来院していただいたがお腹の熱も停滞もとれていたため完治としました。