症状別施術例
【主訴及び状況】
・2年半前、残業が続くようになって3ヶ月後から息がしにくい感じが出てくるようになった。
・時に話している最中にも起こるようになり言葉が詰まってうまく話せなくなる。
・仕事の会議中、突然お腹から何かが突き上がる感じになると同時に胸が詰まって苦しくなる。息ができなくなり意識が遠のき倒れてしまった。
・救急車で病院に運ばれた時には呼吸は落ち着いていたが胸は詰まったまま苦しさが残っている状態だった。
診断は疲れと緊張から過呼吸になっただけだから少し休みをとれば大丈夫とのことであった。
・2日間休みをもらい休養をとっている間は症状は出ず落ち着いていたのでこれで治ったと思い仕事復帰した。
それからは体調に問題なく過ごせていたが、1週間たった通勤時にまた突き上がる動悸、呼吸困難が起きいてもたってもいられず次の駅で降車した。
・その日から毎日不安感に襲われ1日数回発作が起こるようになってしまう。
・いろいろなところに治療に行ったが思ったように改善がみられなかった。友人の知り合いが同じ症状で当院に通い良くなったのを聞き通院されることになった。
【治療及び経過】
K様のパニック障害はいろいろな原因が複雑に絡み合って起こっています。
K様の場合、原因の1つ1つが非常にきつく初診時に回復するまである程度お時間を頂くことを了解していただいた上で治療を開始しました。
そうはいうものの数回治療すると毎日起こっていた発作的症状はすぐに治まりました。
発作は出なくなったが通勤時の電車や上司と話をする時など嫌な場面がくると胸の詰まりや動悸がでてくるのは半年程続きました。
しかし、食事の改善を積極的に行っていただいたこともあり、初診時に思っていたより早く回復していき8ヶ月たった頃からほとんど症状はなくなっていきました。
現在はメンテナンスとして月1~2回通っておられます。